クリニックの収益を、患者単価×患者数という数式にあてはめて考えたとき、さまざまな背景からこれからの時代、患者単価のアップはますます難しくなっていくでしょう。
そのため、収益性の向上は患者数のアップにかかっているといっても過言ではありません。
しかしながら、長い待ち時間と短い診療時間では、当然のことながら患者満足度は下がっていかざるを得ないでしょう。
そんなジレンマを解決してくれるのがPACSの効果的な活用です。
PACSの画像を患者さんにお見せしながら行うさまざまな説明はスタッフにまかせることにより、ドクターの患者さん一人当たりの診療時間を削減することも可能になります。
ドクターは、ドクターでなければできない疾病治療の判断や処置に集中し、それ以外のことはスタッフにまかせる。
そのためにPACSを活用していただきたいのです。
地域のクリニックで勤務医のドクターを雇用することは、経済的にも人材的にもますます難しい時代になっています。
院長を兼務するドクターひとり体制で、いかに多くの患者さんに対応できるかが、これからのクリニック経営の最重要課題のひとつです。
PACSを戦略的に活用することで、ドクターひとり体制での診断・診療システムの流れを構築することが可能になります。
その結果、患者さんの満足度を高め、そのクリニックへのロイヤリティを高めながら、患者さんひとりあたりのドクターの接触時間を削減できるのです。
勤務医のドクターに依存するのではなく、院長兼務のドクターひとり体制でのクリニック運営により、より高収益で患者満足度も高い医療の提供がかなえられるのです。
患者さんとの関係性が構築できたどうか、それは定期健診の受診予約ではかれます。
定期健診により、疾病の早期発見さらには疾病予防につながり、患者さんに安心を届けることができます。
PACSにより保管される患者さんのデータは、健診のたびに更新・追加され、その患者さんの健康を見守るかけがえのないデータベースになることを患者さんにもアピールできます。
不安でいっぱいだった患者さんに、そのクリニックがいきつけになることで安心をお届けすることこそ、これからのクリニックの目指すべきテーマのひとつといっても過言ではありません。
そのための信頼をPACSを活用した日々の診療が積み重ねてくれるのです。
定期健診にいらっしゃるような患者さんは、ご家族のご紹介も期待できるでしょう。
一家のいきつけのクリニックになることで、安定した集患も実現でき、クリニック経営の基盤づくりにも直結します。
病気になったので仕方なく嫌々通院されるクリニックから、健康のために定期的かつ積極的に通ってもらえるクリニックへ。
患者さんの不安を払拭し、感謝されるクリニックになることこそ、これからのクリニック経営のゴールなのです。
厚生労働省が推進する医療のデジタル化、デジタル共有化の一翼を担うPACS。
医療業務の効率化等のためのPACS の普及促進のため、「電子画像管理加算」制度が設けられています。
PACSを使用することでX線検査料ではフィルムによるアナログ撮影の2倍以上、CR DR によるデジタル撮影の2倍近くの保険点数が認められています。
PACSを戦略的に活用するために欠かせない、PACS更新のポイントを1枚のシートにまとめました。
無料でダウンロードいただけますので、ぜひPACS更新を検討する際にお役立てくださいませ。